長編と並行して、街角で作画している短編の撮影前素材を
携帯電話で仮撮影したもの。
生きているうちに、どうしても残しておきたい題材が幾つかある。
それは、原始、宇宙、夢、歴史、新自由主義について。
宇宙、夢、歴史は、18歳の頃、何度か挑戦してみたが成功しなかった。
年齢が若かったせいであろう。
しかし、あれから十何年もかけて構想を練ってきた。
今度は自然な形で表現できそうだという予感を持っている。
上のスチルは、そのうちの原始にあたる部分で、
紀元前から未来まで、駆け抜けるような大きな流れを
描画してみたい。今は主に石器の部分を描いているが
本来固くて動き出さそうな物を、ケレン味なく
精神の奥底で暗闇を見るような幻燈にしてみたい。
強固な意思(不屈の年輪)と同時に、どんな考えも
受け入れる軟らかさも必要。(2010.12.22)


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