「本源的蓄積」(原始的蓄積/地租による蓄積)を軸にした、匿名的個人活動の必要性を図式化した。
特に世界同時不況後、なぜ自分にとって仕事が精神的に苦しいのか、その構造がわからなかったが、 近年、かなり行き過ぎつつも可視化されはじめた金融界の破綻的推進ぶり、人格・人権を唯一守ってくれるはずの 法律のあいつぐ改変などを見ていて、労働力(請負による実質的な労働性も含む)を売り、 その処分権が行使されるのと引き換えに、その関係間には潜在的な「思想の放棄」が介在している事を知った。
近代経済の矛盾の経験を経た協同組織化・生産手段の私有化活動が、 戦前からの流れを汲むアノニマス性を有しなければならないのは、実体が流布されると、 沈黙の風土化の対象となる危険性があるからである。
ところが、これは、金融界も同じリスクを背負っていて、早くから法則化されていた。
これらの弊害は、例えばデリバティブ(derivative)と、日本のコンテンツ化政策が、 搾取において同一の仕組みを持っている点などで確認する事ができる。
なお、図表の%は、独立行政法人のリサーチに掲載されていた、全国の就労率の平均値を、暫定的に充てている。
一番上の黒い帯は、企業化してしまった国家である。


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